TheOolongTea









home
 





ウーロン茶フォーラム`96
・トークショー「美容と健康とウーロン茶」 `96 ウーロン茶との出会い。
城戸: このフォーラムにお集まりになられた方々は女性が多いのですから、 皆さん、美容と健康には大変関心をお持ちのことと 思います。そこでまず、私たち女性の憧れの的であるとよたさんに、ウーロン茶と美容ということでお話を伺いたいと思うのですが。
とよた: 私は職業が女優だからということでなく、小さいときからお茶が好きで、その頃からお茶ばかり飲んでいました。今でも朝から晩まで飲んでいるという状態なんです。(笑い) その中でもウーロン茶は重要な位置にありまして、例えば私が出させていただいている料理番組はフランス料理を食べる機会が多いのですが、食べた後で「何か飲みたいな」と思うときはたいていウーロン茶なんです。だから帰る途中に買って家に着いてから心置きなく飲んでいる、なんてことが毎週のように続いているわけです。それと喉とか胸がむかついたりした時です。そういう時って自然にウーロン茶を欲しがっていることってありますよね。
城戸: じゃあ、とよたさんはコーヒーとかはあまり飲まれない・・・。
とよた: コーヒーは本当に飲まないですね。特に理由はないんですが、やっぱりお茶が好きだから、それだけあればいいやって感じなんだと思います。
城戸: もしかすると、お茶へのこだわりが、とよたさんの美しさのもとかも知れませんね。 さて、佐能さんは作家でいらっしゃるのですけれども、お茶のことにも大変お詳しいですよね。この出会いはそもそもどういうきっかけでしたでしょうか・・?
佐能: 私がウーロン茶に出会ったのは十年ほど前になります。きっかけというのは、中国人のある友人からおいしいお茶があるから飲みに行きましょうよって誘われましてね。それで中国に行った時に初めて飲んだのですが、それがすごくおいしくて、以来すっかりはまっちゃって。
城戸: 中国ではいろんな地方を歩かれたかと思いますが、地域によってお茶の飲み方が違っているとかはあるんですか?
佐能: そうですね。確かに中国はものすごく広大な地域ですから、それぞれの地域や民族によっていろんなお茶の飲み方があるというくらい。私は特に中国の場合健康とか美容とか、さらに長生きしたいとか、そういうことの大きく関わる問題だと考えています。
城戸: 中国ではお茶は今でも薬的な飲み方をされていることでしょうか?
佐能: 基本的にはやっぱりお茶なんでしょうけど、その土地の生活が反映されているんでしょうね。例えば、高地に住みヤギを飼っている民族は、お茶にバターをポトンと落として飲むとか。
飲みたい時がおいしい時。
城戸: とよたさん、私たちテレビの仕事なんかするときは、休憩時間たいていウーロン茶がでますよね。
とよた: そうですね。それとお弁当の時。必ずウーロン茶がついてくる。飲物はウーロン茶にしておけば間違いないということでしょうね。
城戸: 私も絵をかいている時なんかも、合間にウーロン茶を飲むことが多いんです。 適度な香りでイメージを膨らますのにもちょうどよいということで、ウーロン茶をよく飲んでいるんです。
とよた: あと、何か頭がスッキリする成分もあるとか・・・・。
城戸: スッキリとする感じ、そういうふうに感じて飲んでいらっしゃる方も多いと思うのですが、今回でそれが単に感じただけじゃなくて医学的にも証明されていることがおわかりいただけたと思います。 佐能さんはいかがでしたでしょうか?
佐能: 私はいつもおいしいか、おいしくないかで飲んでいます。とにかくおいしいと思うんですよ。そのおいしさの秘密を科学的に分析していくと、陳先生のお話の内容になってなるほどと思ったわけです。 とにかく人生を豊かにするには、おいしいものを飲んで、おいしいものを食べて、いい人に囲まれて暮らしていくのが、一番いい。私の生活にとってウーロン茶は大切な飲みものなのです。
健康とウーロン茶。
とよた: ダイエットのことで、ひとつ気になっていたことがあるんです。 一時、ウーロン茶がダイエットに効くっていうのがブームになって、女性は結構信じて油ものを食べた後ですぐにウーロン茶を飲めば大丈夫とか言ってたことがありましたよね。いくらウーロン茶がいいからって、それに頼り過ぎるのはよくないですよね。
佐能: 本当にそうなんです。私も十年間の体験から申し上げますと、痩せるためにはなにも食べずにウーロン茶ばかり飲んでいればいいと考える人がいるんです。 これは間違いで、痩せるにしても何にしても、まず自分の体が健康でなくっちゃ何にもならないですよ。
城戸: ダイエットのことと並んで、健康のことなんですが、先程伺ったお話で活性酸素とかSODとかがありましたよね。酸素って、絶対必要で、体にはいいものっていう先入観があって。だからスポーツのし過ぎはかえって体に悪いというお話を伺ったときなんか、ちょっと意外な感じがしたんですが。それは活性酸素が関係していることだったんですね。 それと私たちはどうしても日焼けが気になりますが、これも活性酸素が加担しているのでしょうか?
陳: 太陽に当たるということは紫外線に当たるということですから、そうなるとやはり活性酸素が増えるわけです。ということはよくないと言えます。
城戸: 活性酸素の害を消してしまうのが、SODと言っていいかと思いますが、ウーロン茶を飲めばSODの働きを高めるというお話でしたよね。
陳: SODは体の中にある酵素ですから、食べ物から摂ることはできないわけです。ウーロン茶に中にはポリフェノールという成分がありまして、それがSODを活性化させるということになります。
城戸: それから、年齢とともに紫外線でシミができるとかもすごく気になる点なんですが、年齢とともに体の中のSODの働きが弱くなるなんてこともあるんでしょうか?
陳: これは研究結果なのですが、年を取るに従ってSODの活性が段々落ちてくるということなんです。
城戸: ところで佐能さんは「岩茶房」というサロンを開いていらっしゃって、お客さんの感想や相談を受けるケースも多いと思いますが、ウーロン茶がこういう点で良いとか特にございますか?
佐能: 糖尿病の人のよろこばれています。それから腎臓障害を持っていらっしゃる方にも。お酒で肝臓機能が弱まった方とか、胃腸にもいいみたいです。 私自身は医学的にはわからないのですが、どうも血液の巡りが良くなって細胞が活性化されるせいだと思うんです。だから私はいつもこれを飲むから痩せるとか、そういう飲み方はしないで、いい気分になりたいから飲むようにしています。するとホルモンとか、そういうものが多分正常に向かって働きを取り戻すのではないかと思うのです。そういう総合的な効果がウーロン茶にはあるような気がします。 それぞれの人の適した量で。
城戸: ウーロン茶が体に良いというお話をしてまいりましたけれども、さてどのくらい飲めばよいのかという問題があります。とよたさんは飲むときはどれくらいお飲みになります?
とよた:
私ね、その時の体調とかがあると思うので、本当に欲しいときに飲むのが一番いいんじゃないかと思うんです。自然の本能に従って、飲みたいな思った時にウーロン茶を飲む。そういうのが一番自分の体に合っていると思うんです。
城戸: 非常に自然体の飲み方ですね。陳先生、この飲み方はいかがでしょうか?
陳: やはり皆さんおっしゃっているように、自分の体の状態とその気分に合わせまして、自分の飲める量を適量飲むのが一番よろしいと思います。  自分の好み合った味と濃さと量を決めていただければ良いと思います。
城戸: はい。人それぞれに満足する量を飲むと、そのお茶の一番良いところを引き出してくれるというふうに捕らえられてよろしいかと思います。 ダイエットの基本はあくまで健康。
城戸: 先程ダイエットのお話が出ましたが、佐能さんはダイエットについては?ご自身ほっそりしていらっしゃるから、必要はないと思いますけれども・・・。
佐能: ひとつ注意していただきたいのは、ダイエットしたいから何も食べないでウーロン茶を飲むという考え方は無理があるんですね。ちゃんと人体にも栄養を与えたうえでウーロン茶という成分をいただくようにしなければ。これが大事です。
城戸: とよたさん、女優さんの仕事をしていらっしゃると、回りの方なんかでもやたらに痩せたがったり、本当に絶食して痩せてしまったりとかいった方もいらっしゃると思うんですが・・。
とよた: そうですね。一人無茶だなと思う方がいました。バイキングとかのお食事で三皿くらいワーッと食べるんです。その後で薬を・・・痩せる薬みたいなものを飲むんです。どう考えても無茶していると思いました。
城戸: こわいですよね。
とよた: だから本当に普段の生活習慣が大切だと思います。例えば毎日お茶を飲むとか、食事も不規則にしないで本当に好きなものをバランス良く摂るとか、そういうことを習慣づけられればと思います。それができれば、後はお茶のパワーでダイエットしなくてもいい生活ができると思うんですけれど。
城戸: そうですね。ダイエットの薬なんか飲んでいると精神的にも圧迫されてしまいますよね。
とよた: そんなのではなくて、本当に良い形でお茶と食生活をうまく組み合わせていけば、習慣になるのでぜひそうしたいと思っています。
医食同源は予防医学の発想。
城戸: 私はよく周富徳さんと仕事をすることがあって、周さんはいつも料理を作るときに中国には医食同源という言葉があってね、というふうなことをおっしゃるんです。中国では毎日の食べ物や飲み物を健康維持の基本においていると解釈しているんですけれど。陳先生、医食同源のお話を伺いたいのですが。
陳: 中国では昔から一丸(一粒)の薬より七杯のお茶がいいんだといういわれがあります。疲れて体調が悪いとか頭が痛いとか、ちょっと風邪気味だとか、そういうときにお茶を飲むとスッキリする。お茶をおいしく飲めば、それがそのまま薬としての役割も演じてくれるような、そういう意味ではないかと思います。
城戸: 医食同源という考えの基本は、すぐに治ろうとかいうのではなく、まず時間をかけて悪くしないようにして、治すときも時間をかけて自然に治していくというような発想があると思います。
佐能: 結局、陳先生がおっしゃったことは予防医学ということだと思うんです。 現代社会はストレスの固まりですから、ストレスを感じないで生きていくなんてとうていできっこないわけです。そうした中で、少しでもいい気分で暮らすにはどうしたらいいのだろうかというところで、ウーロン茶があると考えているんです。そうなりますと、活性酸素なんて怖くない。ストレスなんて怖くないわよっていうふうにね。 たくさんある、ウーロン茶の楽しみ方。
城戸: これまで美容や健康をテーマにウーロン茶のお話しを伺ってまいりましたが、せっかくおいしい飲み物ですから、やはり味や香りも楽しみたいですね。そこでウーロン茶についてこんな楽しみ方があります、といった提案をひとつずつ上げていただければと思います。
とよた: やっぱりリラックスして飲むのが一番でしょう。
城戸: 伺ったんですが、とよたさんは器にも凝っていらっしゃるようですね。
とよた: そうですね。やはり気分的なことなんですけれど、中国茶をいただくときには中国の器でいただきたいなぁとか、思います。ささやかですけれど、器の楽しみはありますね。器にもたくさんの種類があって、そういった面から文化を楽しむのも良いんじゃないかって思います。佐能さんはいかかでしょう?
佐能: そうですね。中国のお茶は日本の茶道とは違いますので、気取らずにふだん着のままで飲まれれば良いと思います。いい気分で飲むのが、結局は一番おいしくいただける飲み方になると思います。
城戸: はい。あと私からですが、最近テラスやなにかでグリーンがたくさんあるところでティーパーティーをするのが日本でも広まってきましたけれど、中国のお菓子などを器に盛って、ウーロン茶パーティーなんていかがでしょう。これが私からの提案です。 それでは今日はいろいろと楽しいお話を伺わせていただきまして、ありがとうございました。私たちがふだん何げなく飲んでいるウーロン茶はやっぱり体にいいお茶だった、精神的にも医学的に頼れるお茶であるというこがわかっていただけたのではないかと思います。 私も大変良い勉強をさせていただきました。 皆さんも今日のお話を参考になさって、毎日の生活の中に上手に気軽にウーロン茶を取り入れられて、健康で楽しい生活をしていただければと思います。ありがとうございました。